共生の森づくり活動に参加してきました(大阪府堺第7-3区「共生の森」)
先日、大阪府堺市にある「共生の森」の保全活動に参加してきました。
「共生の森」は、大阪湾沿岸の埋立地を活用し、市民・NPO・企業・行政など多様な主体が協力しながら進められている森づくりの取り組みです。
かつて産業廃棄物の埋立処分場であった場所を、長い時間をかけて自然再生へとつなげている活動で、現在では「自然共生サイト」にも認定されています。
今回、私は初めて現地を訪れました。
正直なところ、訪れる前までは詳しく知らなかったのですが、人工的な埋立地に22年という時間をかけて再生されてきた自然の姿に、とても驚かされました。
森づくりの現場を歩く
当日は、共生の森の活動エリアを案内していただきながら、現在進められている森づくりや自然再生の取り組みについて学びました。
最初に案内していただいたのは、これから森林整備活動を進めていく100m×100m区画のエリア。
参加者の皆さんと一緒に森づくり体験を行い、また、現地を歩きながら、今後どのような森を育てていくのか、植生や環境条件を確認しました。
埋立地への植栽後20年前後が経過し、植物が順調に育っており、場所によって環境の違いが見られるのも印象的でした。

また、3月に開催された植樹祭の植栽地も見学しました。
参加者の方が「これ、自分が植えた木かな」と探しながら確認されている姿も見られ、植樹が単なるイベントではなく、“自分の森”として関わり続けるきっかけになっていることが伝わってきました。
大阪府の資料によると、共生の森ではこれまで延べ2万3千人が参加し、7万8千本の植樹が行われているとのことです。

草原や池など、多様な環境が広がる
共生の森という名前から、最初は「森」のイメージを強く持っていましたが、実際には森林だけでなく、草原や湿地、池など、多様な環境が形成されていました。
案内の中では、共生の森エリア内に形成された池も見学しました。
「こんな場所もあるんですよ」と紹介いただいた池では、水辺環境を利用する生きものたちの存在も感じられました。

さらに、草原再生に取り組まれている場所も案内していただきました。
共生の森では、自然遷移によって森林化が進む一方で、草原環境に依存する生きものも生息していることから、草原環境を維持する取り組みも行われているそうです。

現地を歩いていると、
- 森林
- 草原
- 湿地
- 水辺
がモザイク状に存在していて、人工的に始まった場所でありながら、時間の積み重ねによって生態系が形づくられていることを実感しました。
人が関わり続けることで育つ自然
大阪府ホームページでは、共生の森について、
「みんなの想いと知恵と力でつくる『共生の森』」
と紹介されています。
実際に現地を訪れてみると、その言葉がとてもよく伝わってきました。
人為的に始まった森づくりではありますが、現在では多様な植物や昆虫、鳥類などが確認されており、希少な動植物の生息地にもなっているとのことです。
将来的には、公園として一般公開も目指しているそうで、都市近郊にこうした自然再生の場が広がっていることに、大きな可能性を感じました。
今回参加されていた皆さんも、案内を受けながらとても楽しそうに活動されていて、自然を守る活動でありながら、「まず自分たちが楽しむ」という空気感がとても印象的でした。
私自身も、「こういう関わり方、面白そうだな」と感じる一日になりました。
(2026年4月26日)


